オフィスづくり

オフィス・ユースウェア・マネジメントを支える4つの手法

オフィスはコンセプトを実現するだけでは十分とは言えません。環境配慮、社会貢献、ワークライフバランスなど、様々な時代のニーズにも継続的に対応しなければなりません。もちろん、施策実現のためのコストも抑えなければなりません。経済的合理性を追求し、オフィスの全体像を正確に把握することが、プロジェクトの成功につながります。

オフィス・ユースウェア・マネジメントを支える4つの手法

(1) 経営者や使う人の目的を導き出す手法

オフィスづくりでは、ついつい「管理する側の論理」や「作る側の思い込み」で、使い勝手やニーズが十分に考慮されないことがあります。 もちろん、コストはできるだけ押さえ、効率よく業務を遂行させなければなりません。しかし、ワーカーが知識社会に適した「働き方」をするためには、オフィスづくりにおいても、その「働き方」を誘発し、推進する環境を提供する必要があります。

(2) ひとと環境との間で、経済的合理性を見つけだす手法

現在のオフィスづくりは、「ハードウェア中心」の発想から、いかに使いやすく、効果的な環境を提供するかという「コトづくり」へと変化しています。ソフトウェアや各種システムのほか、経営・ビジネス戦略などを踏まえて、人とその人を取り巻く環境との間に最適な関係性を築く必要があるのです。もちろん企業が営利を目的としている以上、関係性の構築にも経済的合理性を有するものでなければならないでしょう。

(3) 目的を具現化するデザイン手法

オフィスの機能には安全性・快適性・利便性・持続性・有効性の五つの評価軸があり、常にこの五つの評価軸をもとにデザインされなければならないと考えます。五つの評価軸は、いつも同じベクトルを持つとは限らず、「安全性」と「利便性」はときには逆のベクトルとなることもあります。また、経営者・管理者・ワーカーそれぞれの立場の違いや、ワーカー個々でも異なるでしょう。オフィスづくりにはさまざまな要素が複雑に絡みあうので、その中で個別最適に配慮しつつ全体最適を導き出す必要があります。

(4) 経済的合理性を追求する運用・設営の手法

「リフレッシュコーナーが使われていない」「フリーアドレスが固定席化してしまった」など、目的と実際の使われ方に齟齬が生じることがあります。管理する・作る側では利用者の「利便性」や「快適性」に配慮したつもりでも、使用者の真のニーズ、使い勝手を理解した上で作られていたのか検証してみる必要がありそうです。また、作る側の意図が使う側に十分に伝わっていない場合もあります。オフィス構築後も目的にそった使われ方を維持する管理・運用の仕組みが不可欠です。

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