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事例紹介

日本コープ共済生活協同組合連合会(コープ共済連)

プロジェクトデータ

Project Data

コンサルティング期間
2013年5月〜2015年5月
オフィス対象面積
約4,500㎡
対象人員
約650名(竣工時:約350名)
コンサルティング内容
本社移転に係るプロジェクトマネジメント業務、オフィス設計及びタスクアンビエント照明計画

プロジェクトのポイント

Project Description

BCP対策強化のため事務所機能を2拠点化

コープ共済連様は、東日本大震災をきっかけとして、BCP対策強化のため事務所の2拠点化を計画され、本プロジェクトでは前回の事務センターに引き続き、本社部門を移転されました。

コープ共済連様にとっての最重要課題は、契約者の方に対する共済金の支払いや契約管理業務であり、大規模な災害発生時においても、継続的・安定的にこれらの業務を行うことが求められます。そのため、より高い事業継続性とより高い環境性能の両立を目指した新築ビルへの本社部門移転を実現させました。

今回エフエム・ソリューションでは、移転計画のプロジェクトマネジメント及び、ビル特性を十分に生かしたオフィス環境の構築を行いました。

 コープ共済_01

(写真左)植物のスクリーンを軒先に配したビル外観 (写真右)緑化されたバルコニーは、災害時の避難経路も兼ねる

 

より良いサービスのため、新しいワークスタイルを実現

オフィス移転にあたり、前回同様に全職員を対象にオフィス環境に関するアンケート調査を実施し、これまでの継続的な課題の解決や、さらに従来とは異なるオフィス環境についての理解を深め、活用していくためのワーキングなどを行いました。
また、今回の移転に伴ってより新しいICTインフラを構築し、一部の部門を業務特性に応じてフリーアドレス化する等、新しいワークスタイル実現への取り組みも行っています。

今回入居したオフィスビルの大きな特徴として、天井面が輻射冷暖房パネルを兼ねており、従来型の天井照明器具があらかじめ設置されていない点があげられます。そのため、執務デスクに照明器具を一体化させるというタスクアンビエント照明方式を導入しています。
オフィスのレイアウトに際しては、各階の入居部門のはたらき方の特性をふまえた上で、このタスクアンビエント照明の効果も最適となるような、オフィス環境設計を行いました。

また、タスクアンビエント照明にはサーカディアンリズムによる色温度・照度コントロールを導入し、緑化された外壁面や自然換気を積極的に活用するビルの空調システムと相まって、生産性を高めるための快適さをサポートしています。

 

コープ共済_02

■机上から天井面とデスク天板面を照らすタスクアンビエント照明を採用し、レイアウト変更の際にも建物側の設備変更を伴わない設計としました。

 

コープ共済_03

■ペリメーターゾーン専用の空調を備えていないビル特性を考慮し、窓側に共用通路やミーティングコーナーを配置しました。