ヤマハ株式会社 様
22号館新築移転に向けた文書削除コンサル業務プロジェクトPROJECT DATA
- コンサルティング期間
- 2023年11月〜2024年6月
- オフィス対象面積
- 約12,300㎡
- 対象人員
- 約900名
- コンサルティング内容
- 文書削減支援コンサルティング業務
INTRODUCTION
プロジェクト概要
ヤマハ株式会社様は人材を価値創造の源泉かつ持続的成長の原動力と捉えられており、従業員一人ひとりがいきいきと働ける環境づくりの推進と、併せて、老朽建物の刷新によるBCM強化を図るため、本社内の建物の再配置計画を2007年から検討を開始し、順次対応を進められてきました。
2018年の「イノベーションセンター」開発棟の建設に続いて、今回は営業部門やスタッフ部門が入居する新オフィス棟を建設し、生産・開発・営業・スタッフの各機能を有機的に結合させ、創出する新しい価値を迅速かつ効果的にお客様にお届けする体制を整えられました。
分散する部門を集約しイノベーションの誘発を促進
本社内の建物に分散していた部門や関連するグループ会社を集約することで協調と連携の強化を図るとともに、各フロアでは出社と在宅勤務のハイブリッドな働き方を実現する様々な機能を働く場に取り入れられました。機能の拡充とともに活用度の低いストックスペースは積極的に削減を進められ、部門人数に合わせた収納割当量の基準を設定することでフロア機能の普遍性が担保されました。
保管基準の明確化とアーカイブセンターの利用強化
文書管理規程が整備されてはいるもののオフィス内収納や書庫には多くの文書が保管されており、収納割当量の基準を満たすには9割程度の削減を目指さなければならない部門もありました。
そこで現状が基準を超える部門にフォーカスして文書削減ワーキングチームを編成して、新オフィス内に必要な文書の保管期間見直しと対象文書の抽出を進めました。不要文書の集中廃棄場所設置やアーカイブセンターの積極的な利用を促進することで、収納割当量の基準をクリアするとともに、維持・継続するための指標を構築されました。