事例紹介
東洋インキSCホールデイングス株式会社 様
プロジェクトデータ
Project Data
- コンサルティング期間
- 2015年5月〜2016年12月
- オフィス対象面積
- 約8,100㎡
- 対象人員
- 約650名
- コンサルティング内容
- 本社事務所移転に伴うアドバイザリー業務
プロジェクトのポイント
Project Description
すべてのステークホルダーとのコミュニケーション・ガバナンスの要となる新本社
東洋インキSCホールディングス株式会社様は、1907年 東洋インキ製造株式会社設立以来、京橋に本社を置くインキ業界国内トップクラスの化学メーカーです。
新本社を「すべてのステークホルダーとのコミュニケーション及びガバナンスの要」と位置付け、創業より120年続く東洋インキグループの風格やブランドの表象、会社や部門の垣根を越えたコミュニケーションからなるイノベーションの促進を実現するべく、京橋のランドマークである京橋エドグランに、ホールディングス会社及び主要事業会社と、その関連会社が入居されました。
今回エフエム・ソリューションでは、オフィス移転計画に係るアドバイザリー業務を行いました。
コミュニケーションを誘発する仕組み
オフィス計画のフェーズにおいて、各社・各部門へのヒアリング調査を実施し、働き方及び所有している特殊機器を把握した上で、各フロアのゾーニング・レイアウトを決定していきました。その中で、人事異動や組織変更にも柔軟に対応することが出来る、ユニバーサルレイアウトを採用しています。
また、人が集まる仕掛けとして、出力やライブラリー、リフレッシュなどの様々な機能を集約した、コラボエリアと呼ばれるエリアを執務エリアの中に設置することで、会社や部門の垣根を越えたコミュニケーションを生み出すきっかけ作りをしています。
眺めの良いロビーにはオープンミーティングエリアを設けています。アウターブランディングとして、インキメーカーらしいカラフルな什器を配置し、壁面に製品紹介のパネル等を展示出来るスペースも設け、フレキシブルに使用することが出来ます。
さらに、応接室には自社製品である"フロッキーダイナカル"の名称をサインとして取り入れ、各部屋の壁面にはそれぞれの名称に因んだイラストを施しました。
また、東洋インキグループは全国の各拠点に必ず食堂を設けています。新本社の食堂は、社内公募により自社キャラクターの名前が付いた「キッチンリオン」と名付けられました。食事以外の用途(打ち合せや懇親会等)でも使用することが出来、社内のコミュニケーションを促進すると共に、社員が東洋インキを感じられるインナーブランディングの役目も果たしています。
写真:(上左)オープンミーティング、(上右)応接室、(下左)食堂 キッチンリオン、 (下右)食堂 打合せ等でも使用出来るファミレスブース