事例紹介
尾道市消防局(及び尾道消防防災センター)
プロジェクトデータ
Project Data
- コンサルティング期間
- 2003年8月〜2005年8月
- オフィス対象面積
- 4,240m2
- 対象人員
- 約80名
- コンサルティング内容
- 移転コンサル、オフィス運用マニュアル
プロジェクトのポイント
Project Description
★第19回日経ニューオフィス賞ニューオフィス推進賞受賞しました!★
安心して生活できる環境づくりのための、地域に密着する、開かれたオフィス。
3市町村の合併によって新しくスタートした尾道市に、防災の中核拠点としての役割を担う尾道消防防災センターが誕生しました。市民に安心感を与えるとともに、防火・防災についてのメッセージを発信する施設のコンセプトは「地域に密着する、開かれたオフィス」。隣接する公園の緑と一体化したオープンな建物は、強くてやさしいイメージの楕円形であり、環境と共生した景観的なシンボルにもなっています。
消防署オフィスでは画期的なフリーアドレスの導入
市民の生活を守るため、災害時にも配慮し、24時間体制のオフィスでは生活スペースが充実。女性消防職員のための仮眠室や更衣室、シャワー室なども設けられています。さらに執務エリアでは、チーム単位を基本とした緊密なコミュニケーションを促進するために、消防署オフィスにおいては画期的なフリーアドレスが導入されました。また、防災センターはオフィスロビーを兼ね、ガラス貼りのオフィスと一体となった開放的な空間。防災意識を啓発・普及するための見学会や研修会を積極的に実施するなど、地域住民の憩いや交流の場として機能しています。「災害に強いまちづくり・人づくり」を目指した施設は、これからも地域の人々の心の拠りどころとして機能するでしょう。