事例紹介
株式会社三菱総合研究所 様
プロジェクトデータ
Project Data
- コンサルティング期間
- 2010年4月〜2010年9月
- オフィス対象面積
- 約14,000m2
- 対象人員
- 約1,300名
- コンサルティング内容
- 新オフィス構築・レイアウト設計の支援
プロジェクトのポイント
Project Description
今回、エフエム・ソリューションは、フロアマスタープランの構築と、入居部門シミュレーションを支援させて頂きました。
プラチナ社会の実現に向けて-エコ・オフィス化への取り組み-
「知の提供による社会貢献」を使命とする総合シンクタンクである同社が、あるべき未来社会を具現化するために掲げた「プラチナ社会」(*)という未来社会像。「地球環境問題」「高齢化問題」「需要不足問題」という日本の抱える課題を包含的に解決しようとする「課題解決型の次世代社会モデル」を提起されています。
中でも「地球環境問題」は最も大きな課題です。新本社オフィスでは、「ビルとしてのエコ化」と「社員によるエコ化」という2つの側面でエコ・オフィス化に取り組まれています。(**)
【ビルにおけるエコ化の取り組み】
新本社オフィスでは、Low-E(遮熱膜)ペアガラス、エコタイルカーペットなどを導入、人感センサーによる照明のON/OFF、LEDダウンライトの導入など、「建物」「照明」「空調」などの分野でエコ化を進められています。
また、これらビル全体としての設備面での取り組みに加え、夏季の空調設定を室温が28℃以下になるように設定するなど運用面からも改善されています。
更に、役員フロアや会議フロアなどの内装設計にあたっても「エコロジー」をキーワードとされています。国産材や漆喰シートなどのエコ素材の活用や、省エネルギー化を図っています。
【社員によるエコ化の取り組み】
オフィス内で行っている環境への取組みとして、省エネ、紙の削減、廃棄物の分別・リサイクル、グリーン購入を行っています。具体的な活動としては、こまめな消灯、ディスプレイの電源OFFや両面印刷、ペーパーレス会議への取り組みなどの他、文房具のグリーン購入などを行っています。
ワークスタイル変革によるペーパーレス化
「無駄な紙を使わないワークスタイル」を目指し、社員の意識啓発とともにそれを支えるインフラを整備されています。会議・打ち合わせスペースにはプロジェクタや大型モニタを用意。また、「その場で資料を修正する」スタイルへ変革するため、執務室全域に無線LANを導入し社内のどこからでもサーバのファイルにアクセスできる環境となっています。
このように、ペーパーレス化だけでなく、業務効率の向上とそれによる環境負荷の削減も視野に入れた取り込みを展開されています。また、電力使用量を社内打ち合わせスペースのモニタ画面上で「見える化」し、省エネ意識の向上をしています。
エフエム・ソリューションは、本プロジェクトの新オフィス構築・レイアウト設計の支援をさせていただきました。