事例紹介
株式会社NTTデータ決済ソリューション事業本部 様
プロジェクトデータ
Project Data
- コンサルティング期間
- 2006年1月〜2007年6月
- オフィス対象面積
- 4,400m2
- 対象人員
- 600名
- コンサルティング内容
- オフィス健康診断、リニューアルプロジェクト管理
プロジェクトのポイント
Project Description
高度なシステム開発プロジェクトの成功を、オフィスの「見える化」の観点から支援。
今日、情報システムに対して要求される品質レベルは益々高度化しています。そして、開発プロジェクトを成功に導くための要件として、お客様と開発ベンダーとが一体となった推進体制の構築が不可欠となっています。これに対応するため、同社では2006年に『プロセス透明化ガイドライン』を策定し、これまでお客様にとって「見えにくい・分かりにくい」ものであったシステム開発を改善することで、お客様と一体となったシステム開発を推進しています。
当オフィスにおいては、この点を踏まえ、プロジェクトの成功をオフィスづくりの観点から支援するため、「安全・安心に配慮したオフィス構築」を前提に、「ひと・こと・環境が見えるオフィス」をコンセプトにオフィスづくりを行いました。具体的には、執務エリアを間仕切りのないオープンな空間とすると同時に、壁面を情報掲示板として活用し、プロジェクトの進捗状況等がひと目でわかるようなしつらえとしています。これにより、プロジェクトメンバーの互いの様子が見えることで、進捗状況や課題を自然に共有化することが可能となっています。
PDCAによるオフィス構築により、効果的・継続的改善を実施。
当オフィスのリニューアルにあたっては、600名に及ぶ相当規模でありながら、これをマネジメントする専任部門のないお客様の状況に対応するため、企画・施工・運用維持の全般にわたり、弊社からのご提案をもとにお客様と一体となってプロジェクトを進行させていただきました。これにより、実質的にはお客様の社内統括責任者1名のみの対応で、8フロア全体の改修を実現致しました。
具体的な進め方については、はじめに「オフィス健康診断」・ヒアリング調査等の実施を通じて、主要課題の抽出とオフィスづくりのあるべき方向性を明確にし、基本計画を策定しました(Plan)。 その後、先行的に一部のフロアにおいて本計画をパイロットオフィスとして展開し(Do)、入居後評価の実施によりこれを検証の上、オフィススタンダードを策定しました(Check)。オフィススタンダードにおいては、IT・家具・レイアウトにわたる徹底的なユニバーサル化を図っており、これを全フロアに展開することで、品質の標準化を実現しています(Action)。
今後は、定期的にオフィススタンダードのメンテナンスと什器管理を実施する予定です(Plan)。これにより、高度なシステム開発プロジェクトの成功をオフィスづくりから支援するための品質維持を図っていきます。