事例紹介
東芝ツーリスト株式会社 様
プロジェクトデータ
Project Data
- コンサルティング期間
- 2007年8月〜2007年12月
- オフィス対象面積
- 約1,200m2
- 対象人員
- 約90名
- コンサルティング内容
- オフィス構築、移転コンサル、移転プロジェクト管理
プロジェクトのポイント
Project Description
拠点統合移転を機にモチベーションを向上させるオフィス環境を創造
同社は川崎事務所(東芝事業場内)・国内旅行センター(東芝ビル1F)・本社営業所(東芝ビル15F)一部の営業拠点統合を進め、品川駅前の新本社に移転しました。
移転を機に「明るく、しなやかに」という働き方のキーワードのもと、どのような働き方がもっとも良いかを考え、オフィスという「場」に対してコンセプトを設定しました。また、「4つのマインドで、新しい旅行ビジネス企業をめざします」の考えのもとに今までの働き方を見直すため、ワーカーに広くアンケートやヒアリング調査を実施し、課題を抽出して検証しました。
社内のコミュニケーションの活性化をはかり、社員の一人ひとりのモチベーションの向上を目的に執務室の導線やワークステーションを決定するとともに、リフレッシュコーナーの運用目的を憩いの場だけでなく社内の打合せにも利用できるようにレイアウトし、インフォーマルコミュニケーションの場としての機能を考慮しました。
また、役員室は間仕切をガラス張りにして、みえる化を実現。社員とのコミュニケーションや経営の透明性を表現すると共に、執務と近い位置で迅速な決定ができるよう配置しました。
移転後のPOE評価においても、ワーカーのモチベーションが上がり、良好なオフィス環境となっています。
「場」のコンセプトの展開
エントランスは、従来のカウンター式の旅行代理店のイメージを一新し、お客様をおもてなす「場」と考え、ラウンジ風なイメージを作り上げました。接客は、お客様とじっくりと話し合い、より良いサービスが提供できるよう個室を数箇所設置しました。
リフレッシュコーナーは、広めで明るいイメージで気兼ねなく立ち寄れるようになっています。執務室の真ん中に配置することにより、社内の移動時に偶発的なコミュニケーションが活性化し様々な会話が生まれ、社員同士の情報交換の「場」になっています。
執務室内においては、オープンなレイアウトにして部門間の垣根を取り除き、他部門とのコミュニケーションの活性化を図りコラボレーションを実現しました。また大型テーブルタイプのデスクの採用により将来の人員増加や組織変更に柔軟に対応できるようにしました。
役員室は、ガラス張りで社員との距離感が出ないようにし、信頼関係を築くためお互いが見えるようにしてコミュニケーションを活発にします。